アートの展覧会を通じてSemarangのスパイスのルートの歴史を偲ぶ

  • 2023.12.8

アートの展覧会を通じてSemarangのスパイスのルートの歴史を偲ぶ

インドネシアのSemarangには、インドネシアのスパイスの発展と密接な歴史があります。実際に、Lumpiaの町は、オランダの植民地支配時代にスパイスのルートとなったこともありました。それに加えて、17世紀におけるスパイスの貿易の中心地とも言われています。


今では、そのスパイスのルートの足跡は、「Semarangが語るスパイスのルート」という展覧会でSemarangの古い町にあるGedung Oudetrapで見ることができます。


ターメリック、ジンジャーなどのスパイスの香りが、Gedung Oudetrapに入る訪問者を出迎えます。その隣には、Semarangとその周辺の人道主義の美しさを捉えた写真のインスタレーションがあります。それだけでなく、「Semarangが語るスパイスのルート」というテーマの展覧会は、Gedung Oudetrapの内部に入るとますます魅力的で魅惑的に見えます。


スケッチ、絵画、写真、グラフィックデザインなど、数十の芸術作品が白い壁に沿って展示されています。中央部には、サンダルウッド、ローレル、カルダモン、コショウ、ジンジャーなど、様々なスパイスが大きなトレイに並べられています。


イベントコーディネーターのAdam Mudaは、Semarangの文化観光局(Disbudpar)が主催するこの展覧会は、若者たちにインドネシアの豊かな文化遺産を再認識させることを目的としていると述べました。また Adam Mudaは、Semarangが16世紀から20世紀までの間、スパイスの貿易拠点の1つであったと述べ、Semarangの若者が芸術作品を通じてその歴史を理解する必要があると述べました。

 

また、2023年12月4日から10日まで開催された展覧会は、Semarangのアーティストやコミュニティとの連携によって実現しました。その中には、Semarang Sketchwalk、 Ikatan Arsitek Indonesia(IAI)、 Komunitas Fotografer Semarang、Woman Painter Community などが含まれています。


Adam Mudaは、将来的には若者たちがセマランを歴史的、経済的、そして美的な側面からより理解できるようになることを望んでいます。


「将来的には、他のアーティストとの協力を目指し、異なる要素を加えることができればと思います。芸術だけでなく観光にも焦点を当てています。」 Adam Muda

 

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